福岡公演間近![小松亮太]

一昨日は新潟の糸魚川でレオナルド・ブラボさん、
西嶋徹さん、喜多直毅さんとのコンサートでした。

かなりアットホームな雰囲気で来週の福岡ビルボードの
3日連続ライブに向けて幸先いいスタートになりました。
ご来場誠にありがとうございました。

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来週24〜26日は福岡ビルボード(旧福岡ブルーノート)で
ずっとライブやってます。
7月から続くツアーの最終です。
レオナルド・ブラボ 西嶋徹 喜多直毅とのコンサートは
このあとは(最低でも1年間は)ございません。

来て来て来て来て来て来て来て来て来て来て来て
来て来て来て来て来て来て!!!ください。

よろしくお願いします。詳しくはこちら。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6039&shop=3


そして9月23日には僕が川沿いの下町をイメージして作曲した
「君と土手と」がテーマ曲になってる、山口智子さんの「手わざの細道」第2弾が放送されます。
詳しくはこちら。
http://www.bellemaison.jp/category/outer/yama/index.html

是非ご覧下さいませませ。


2007-09-21 14:49 この記事だけ表示 |コメント 3 |トラックバック 0

韓国日記2[小松亮太]

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さて、ソウルに移動した翌日は、KBSや民放のSBSのテレビ取材、そしてハンギョレ新聞のインタビューなどやってきました。韓国は取材というと屋外を好むんですよね。


昼は韓国軽食のチェーン店で再度キンパを、夜はソニーの現地スタッフにケジャンの名店に連れてってもらってカニ天国。この国に来たらダイエットなんてやってらんねえって!
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こう毎日韓国料理食べてたら飽きるんじゃないかと思ってたけど、食えば食うほど恋しくなるんだよねえ!
実は意識的に韓国料理から離れてたんですけど(理由は食い過ぎるから)やっぱり一度火がついたらダイエットなんて諦めるしかない。
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しかもその翌日は、韓国のバンドネオン奏者のタマゴ、コー・サンジちゃんのお母さんに招待していただきまして、最強の高級料理をドカ食いしてしまいました。特にそこで初めて飲んだポップンジャという、野イチゴで作られた酒が美味くて美味くて昼からグイ飲み。
お前はなにしに行ってんだって言われそうだけど、このグルメ王国で細かいこと気にしてらんないって。


そのあとでサンジちゃんに少しレッスンしてから、バスでソウルから2時間半以上かけてチャラ島へ。
とにかくソウル市内の渋滞はすごい! これだけは結構大変。地下鉄はすごい発達してるんですが…
地下鉄車内で、いろんな物売りが勝手に営業してるんですよ。画像は僕に熱心にプロモーションをかける栗剥き器売りのおばさん。
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この日の夜は会場近くのホテル内の食堂でユッケジャンスープやワカメスープを飲みながら米を食べて終了。近藤久美子はホテルのマッサージ室で信じがたい腕力をもつマッサージャーの女性にいじめぬかれ歓喜の悲鳴をあげてました。


さあ明日は2年ぶりのキンテートでJARASUM インターナショナル・ジャズフェスティバルに挑みます。

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2007-09-20 04:30 この記事だけ表示 |コメント 4 |トラックバック 0

韓国日記1[小松亮太]

行ってきましたよ韓国公演!!!
一番好きな外国は?と聞かれたら僕は迷わず韓国と答える。理由はシンプルで、飯がうまい!そしてお客さんが熱くてすばらしい!

外国というとアメリカをイメージする日本人が多いらしいけど、僕はその感覚はわからない。こんな近くにこんな楽しい外国があるんだよ!



ズバリ言って今回の韓国ツアーは大成功しました。

自慢タラタラのレポートをご高覧頂ければ幸いです。


まずは9月12日に、観光地としても有名なチェジュ島で、韓国の最も権威ある放送局「KBS」の音楽番組の公開収録。
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7月のツアーでやったレパートリーの数々をやったんだけど、この日のメンバーはギターのレオナルド・ブラボさんの他は、バイオリン近藤久美子、ベースは田辺和弘というラインナップでした。つまり7月のツアーからこれらのレパートリーを弾いてる、僕とブラボさん以外の二人は、初めてのレパートリーを外国で、しかも権威ある放送局の公開収録でひかされたわけで、なかなか大変だったはずだけど頑張ってくれました。この公演の模様は今月20日に韓国で全国放送されるらしいです。
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ゲネプロ(会場リハーサル)の合間にキンパ(韓国のり巻き)が出たんだけど、これが美味いんだよねえ!!
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4年前イマージュで来たとき大ブームだったバナナミルクドリンクもやっぱり美味い!
僕のハングルのMC(もちろんカタカナの丸覚え)は評判良かったです。そりゃもちろん下手に決まってるけど。
あとで韓国人の友達に聞いたんだけど、チェジュ島公演のお客さんが「無理やり日本語表記にしたハングルを間違えながらしゃべってるのがすごく可愛かった」ってブログに書いてたらしいので、感心されたというよりは、可愛がってもらってた感じみたいです。

韓国のお客さんたちの息の合い方たるや恐ろしいくらい。
結構年輩のお客さんも「ヒューヒュー」とか言ってエキサイトするんだよ韓国は!!

「みなさんは、この曲好きですか?」なんて呼び掛けようもんなら、「ネー!!(はい!の意味)」って、すごい大きな返事をくれます。しかもリハーサルしたんじゃないかっていうくらい900人のお客さんの息があってる。
日本と韓国は似てるところもたくさんあるけど、こういう光景を目の当たりにするとやっぱり外国なんだなあ…と感じます。

ステージも素朴なようでいて工夫が凝らされてたし(スクリーンにいろんなタンゴのイメージ映像が)、演奏も盛り上がって、サイン会も楽しかったし、最高でした。
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打ち上げは韓国式日本料理の店(!)で、さんざっぱら食い倒しました。特にキムチの古漬けが酸っぱくてうまい!(続く)。
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2007-09-18 09:21 この記事だけ表示 |コメント 4 |トラックバック 0

キッズコンサート 終了[小松亮太]

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キッズコンサートのシリーズの最終日を迎えました。
横浜・軽井沢・厚木と来て、今朝、朝霞市民会館にて盛り上がって終了しました。朝早くからのご来場誠にありがとうございました。
チビッコの前で演奏させてもらえるバンドネオン弾きなんて世界で僕だけだろうし、小さな子を持つパパやママが子連れで入れるタンゴコンサートも多分ここだけでしょう。
本当はこういう企画はもっと頻繁にやるべきですよね。


朝霞から一時帰宅して、来週からの韓国公演のときの曲紹介のためのハングルの練習。
いや難しいよ!
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韓国人の知人に頼んで本場の発音をMP3で送ってもらって練習してます。彼らは「私たちにとっては日本語は勉強しやすい」って言うけど、日本人にとってハ
ングルは難しいんだよ。
日本語って、本当に母音がシンプルなんだよね。ローマ字やカタカナに直して練習してるんですけど、表記しようがない発音がたくさん出てくるから苦しくて。

夕方から麻布に移動して、とあるレコーディングスタジオへ。作曲家の岩代太郎さんの曲を弾いてきました。秋に放送なので詳しくはまた。
よく学びよく働いた一日でした。
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2007-09-09 00:18 この記事だけ表示 |コメント 11 |トラックバック 0

蛾・・・[小松亮太]

昨夜のモノノ怪は僕的には見応えありましたよー。日本のアニメの実力見たり。
美しさと不気味さの融合。アマゾンの奥深くに入り込み、五百匹のエメラルドグリーンの毒蛾の乱舞を見てしまったような…。

ぐぇぇー。蛾こわいよー。この世から消えてくれ…。

さて、うちのかみさん(近藤久美子)がとうとうブログ始めました。良かったら見てやって頂ければ幸いです。http://kurovl.exblog.jp/

はーかなーいー下弦の月がーくっもまにかっくっれ… あぁ!?フトした瞬間に「下弦の月」(モノノ怪オープニングテーマ)を口づさんでしまうボクがいる…

いっつわっりっのっ!!!

この歌に興味ある方はこちらにどうぞ。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/RyotaKomatsu
2007-09-07 11:26 この記事だけ表示 |コメント 4 |トラックバック 0

ひとつ御知らせ[小松亮太]

ひとつお知らせ。小さな一歩のようで結構でかい一歩の話。

なんと9月2日朝のテレビで舛添要一厚生労働大臣が、いままで遅々として承認されなかったムコ多糖症の治療薬の認可を公約してくれました。
小松も陰ながら応援させてもらってましたが、まあかなりマシな状況にはなりましたね。


なんの話かサッパリわかんない方は「ムコ多糖症支援ネットワーク」のサイトに飛んで下さい。こちらです。
http://www.muconet.jp/

日本で、日本人として健康な生活送ってると全然わからないけど、
他のたくさんの国が普通に使ってる薬が認可されないっていう話は、実はたくさんあるんだよ。

これを機に状況が改善すればいいんだけど…。

以上、小さいかもしれないけど、大きな第一歩の話でした。

11月の東京バンドネオンクラブのコンサートでは公演収益の一部がムコ多糖症支援ネットワークに寄付されることになってます。
公演詳細はこちらをご覧ください。
http://www.tokyobandoneonclub.jp

どうぞご支援よろしくお願い致します。
2007-09-05 19:06 この記事だけ表示 |コメント 4 |トラックバック 0

世界一押しつけがましいタンゴアーティスト列伝vol.3[小松亮太]

ビクトル・ラバジェンさん & フリアン・プラサさんという、オスバルド・プグリエーセ一派にしてセステート・タンゴの朋友たちを紹介したからには、次はこの人を取り上げないわけには行きません。


エミリオ・バルカルセ!!!(Emilio・Balcarce)
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って誰も知るわけないわな。

実はこの方は90才近いんだけど現役です。
タンゴファンにはバイオリニスト & 作曲家として知られてますが、実はバンドネオンがすっげえうまいです。
未だ元気で若いタンゴアーティストの指導をしたり、いろんなアレンジを書いたり活躍中です。
ソロプレイヤーとして華々しい経歴があるわけじゃない、スタープレイヤーの裏方として高いステイタスを持ってた人です。この辺は前回ご紹介したフリアン・プラサと似てます。

立場的にはプラサやラバジェンさんほど地味ではなかったかも。大昔にアルベルト・マリーノとか、有名な歌手の伴奏オルケスタをやって、一応「エミリオ・バルカルセが仕切ってるオーケストラです」みたいな売り出し方はしてたので。

ただ悲しいかな、インストはほとんどやらせてもらえなかったらしいですけど。
スター歌手の輝きの後ろで楽器のプレイヤーが損しちゃう…という、どの音楽ジャンルでもありがちな話ですね。

実はこの人の作曲家としての音楽性っていうのは、ピアソラのそれとかなり近かったんじゃないかと個人的には思ってるんですよ。

たとえばフリアン・プラサの曲は、あくまで自分が住んでる街を描いてると思うんですよ。40年くらい前の夜のブエノスアイレスの雰囲気をひたすら描いて。

タンゴミュージックの手法で、ブエノスアイレス以外の世界を描こうとか、精神論だとか宇宙の話だとかを語ってやろうとは全然考えてないわけ(彼の曲で、ブエノスアイレス〜東京って曲があるけど、あれは間違いなく半分シャレで書いてる)。

だから、いい悪いは別として、プラサさんは「ブエノスアイレスで生まれブエノスアイレスで死んだ」タンゴミュージシャンなわけです。響きはもちろん斬新だったんだけど、タンゴの枠に忠実なタンゴを書いていた。

逆に、タンゴだからタンゴでしかない、タンゴだから常にブエノスアイレスしか描かない、恋愛物語は多いが宇宙の話は出てこない、回想録は大好きだけど未来への興味はほとんどない…っていう部分に愛想を尽かしてしまったのがピアソラであり、エドアルド・ロビーラであり、オスバルド・プグリエーセであり、バルカルセでありラバジェンさんなんですよ!俺的には!

だから彼らはほとんど必然的に他のジャンルの音楽性(主にクラシック)を密かに、あるいは大胆に採り入れて活路を見出だしてた…
ちょっと断っておきますが、たとえば「宇宙」っていうタイトルがついた曲だから「宇宙」を描いてますねぇー、みたいなシロウト評論家みたいな話をしてるんじゃないです。


で、エミリオ・バルカルセの曲を聴いてると…、
どうもこの人はタンゴの地域性や時代性を「ときどき」超越しながらタンゴをやってるんだよな。
もちろん彼は一時期のピアソラみたいに「もうバンドネオンいらねえ!」だの「これからはバンドネオンでRockだよRock!!」なんてことは言い出さない。
だけど…「シデラール(Sideral、天体とか恒星の意)」とか「ラ・ボルドーナ(La Bordona)」とか、彼の代表作はどう考えても所謂タンゴというかポピュラー音楽の範疇を越えちゃってるとしか思えない。もはやダンスミュージックでも酒場の音楽でもなくなっちゃってるんですよ。

この辺の曲を全然知らないまんま、「いやータンゴって情熱的ですねぇ」とか「男と女の駆け引きが…」とかいうコトバでくくられちゃうのが辛いよなぁ。

「タンゴは人生哲学です」とかさ。俺はそんな風には感じねえよー。少なくともいま紹介してる曲は全然そんな音楽じゃないでしょ。


このシリーズは小松の主観を押しつけるためのものなんだから、このくらいは言わせてね。このくらい言わなきゃ隠れた天才たちが浮かばれないんだよ…。



ここらでバルカルセが作った曲のおすすめトラックいきます!
まずは「シデラール(天体)」
1.レオポルド・フェデリコ楽団 2.セステート・タンゴ 3.アストル・ピアソラのヌエボ・オクテート(新8重奏)

この曲の真意は1.2.3.の順番で聴くとよくわかる!

1はこの曲の基本形アレンジ(バルカルセ本人のアレンジ)でパワー全開。後半のバイオリンソロが鈍い光を放つ。ソニーから出てます。(SRCR2388)
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2もバルカルセ自身のアレンジだけどフェデリコ楽団のアレンジと比べると、最初は結構難しい音楽に聞こえると思うけど…我慢して何回も聴かなきゃダメ!芸術に喰らいつくってことはそういうことです。ちなみにこのグループにはバルカルセもバイオリンで演奏に参加してます。(SextetoTangoで探してみて。むしろ中古レコード狙った方が早いか…?LPのレコード番号はAVLP3993)

3は、これだけはピアソラによるアレンジです。まあ実にバルカルセさんの真意をうまく汲み取ってるというか…こうなるとピアソラの曲なのかバルカルセの曲なのかわかんなくなってくる!フルートがフィーチャーされてるんだけど、暗くて美しいんだよこのフルートは!!! (CD番号はSICP183)。

次の曲は「シ・ソス・ブルーホ(Si sos Brujo)」。お前が魔術師だったら、という意味のタイトルの曲です。いろんなアーティストがやってるけど、これだけはアルフレッド・ゴビ楽団で決まりだよ。このファンタジーはまったく雲の上のできごと。
一度聴いただけじゃピンと来ないだろうけど、ピアソラの音楽をわかる人なら絶対わかるはず(断定)。ほんとにある日突然わかるはず(ラティーナのサイトで探すと早いと思います)。


「ラ・ボルドーナ」これは有名。オスバルド・プグリエーセ楽団とアニバル・トロイロ楽団がグレイト。

もひとつ。フリアン・プラサと同様、バルカルセも他人の曲をアレンジする名人なわけだけど、ピアソラの「来るべきもの(Lo Que Vendra)」を彼がアレンジしたものを紹介しときます。

演奏はセステート・タンゴ。ピアソラが自分でやってる
「来るべきもの」を聴いてからセステート・タンゴのバージョンを聴くと、なるほどねえって感じること請け合い(これもCD番号は特定しがたい。レコードはRCAから出てた。番号はCAL-3243。ごめん!頑張って探して)


最後に余談。

僕は、ある筋からオスバルド・プグリエーセ楽団が初来日したとき
の非公式録音を持ってるんだけど、なんと日本歌曲の「荒城の月」をプグリエーセ楽団の弦楽器チームだけでクラシック音楽っぽくやってるんですよ!
これは「プグリエーセのマニアックな音楽性だけでコンサートをやるのは危険」と判断した主催者からのオーダーでやったみたい(なにしろ1960年代の日本ツアーだから)。
いやー、このバルカルセのアレンジはちょっとハイブローだよ!タンゴじゃないジャンルの音楽作りもかなり「出来るひと」なんだということを思い知らされました。みなさんにも聴かせてあげたい…



どんどんマニア話になってるな。ブログランキング急落するんじゃないかってなにげに不安。↑小物
2007-09-02 02:00 この記事だけ表示 |コメント 11 |トラックバック 0

謎の・・・[小松亮太]

ラジオほっとタイム、聴いていただきましたか?僕はふだんから比較的電波に乗りにくい単語も少なからず使う方なので…生は緊張しますねー。
黒田恭一さんとちゃんとお会いするのは10年ぶりでした。久しぶりにお会いした途端「変わらないですねー」って言われてうれしかったっす。もちろん「いや、顔は少し太くなりました」って正直に言いました。

ところで…今日ウチを出る前にナゾの薬売りが突然来ましたよ!!
ピンポン鳴ったから出たら「○○○○の○○薬です。薬のお届けに参りました」って、ばかにスローなしゃべり方の声。

誰か通販で頼んだのかと思ってうっかり玄関あけたら目がうつろで口元だけ吊り上がった男が「○○○○の○○薬です。薬を無料でお届けに参りました」って言うなり薬箱をヌッと差し出すんだよ!
完全に「ナゾの薬売り」ですよ!
怖くて、「いやーあのーウチはちょっと…」って言ったら、箱をシッカと抱えて悲しい目でたたずみ始めて…

実際はほんの30秒くらいだったんだろうけどマジ怖くて「いやーあのー、僕…勝手なこと出来ないんでぇ…」って恐妻家っぽく言い訳したら、焦点が合わない目のまんま「あ…、そうですか…」って引き下がってくれたから良かったけど…

口元の吊り上がり具合といい、無駄に間合いを取りがちなしゃべり方といい、全くモノノ怪風で不気味でしたよ。ただ声が高かったのは(それがまた怖かったんだけど)本家と違う。

なんか怖い映画を作った人の身辺に急に不幸が起きて…みたいな話がよくあるでしょ?あれを想い起こしてびびりましたよ。

なんか喜多直毅風なブログになって申し訳ないんですけど、気をひきしめないと…って改めて思いました。
以上でした。
2007-08-31 18:38 この記事だけ表示 |コメント 6 |トラックバック 0

明日ラジオ生出演します。[小松亮太]

夏もラストスパートって感じですね。
うちの子が見つけたセミの抜殻の画像です。
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いんや〜疲れた!!昨日はレコーディングでした。ネタバレにならないように詳しくはまたの機会に…。スタジオで弾くのって緊張するんですよ。まずは完璧である(間違いがない)ことが前提という世界だから…。

明日31日の夕方4時05分からの「ラジオほっとたいむ」(NHKラジオ第一)に生出演するんですけど、こちらはもっと緊張するかも。生ですよー。ヘタなこと喋れないじゃん。
お時間ありましたら是非聴いて下さいませ。僕の98年のデビューアルバムに寄稿してくれた音楽評論家の黒田恭一さんとの対談です。詳しくはこちら
http://www.nhk.or.jp/radiodir/hot/b131.html



すんごい湿気ですけど、僕のブログを読んで元気を出して下さい。それでも元気出ない場合は「下弦の月」を聴くといいと思います。

時節がらお体にはご自愛下さい。


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2007-08-30 12:03 この記事だけ表示 |コメント 6 |トラックバック 0

世界一押しつけがましいタンゴアーティスト列伝vol.2[小松亮太]

前回はいささか長過ぎたばかりでなく、僕のいじけたオタク性をさらけ出してしまった恥ずかしさも踏まえもう少しあっさり目に行きたいと存じます。


今回はラバジェン氏の兄貴分的存在である、フリアン・プラサ(残念ながら2004年没)をフィーチャーし、自重しつつ盛り上がります(弱気)。
フリアン・プラサとラバジェンさんの若かりし頃の画像付けておきます。

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フリアン・プラサ(Julian・Plaza。英語読みしちゃうとジュリアン・プラザ)は超うまいバンドネオン奏者だったわけだけど、同時に「タンゴの作曲家」として確実にタンゴ史に名を残せる、最近では数少ない才人でした。

僕が作曲ということについていつも思うのは…作曲した本人だけじゃなく、他人が演奏したくなる曲かどうかが名作と駄作の分かれ目なんじゃないか…って言い切るのは良くないか。
でも作曲した人にとっては、他人が自分の曲を愛情持って演奏してたらすごくうれしいのは間違いないでしょう。
自分が作った曲を、自分が生きている間、自分以外に誰も演奏してくれないとしたら…
僕だったらちょっと悲しいでしょうね…

プラサは、自作自演よりも、「自作を他人が演奏してる」レコードの方がずっと多い、ピアソラ以降の世代では最もプロフェッショナルな作曲家です。
また、他人が作った曲を、新曲さながらにアレンジして蘇らせる才能も半端じゃない。

彼の曲で一番有名なのは「ダンサリン」でしょう。僕もレコーディングしたし、今までこの曲を何種類のバージョン(アレンジ)でやったことか…
次に有名なのはもしかしたら「アルゼンチンババア」(鈴木京香、役所広司、堀北真希主演)で使われたから「ノスタルヒコ」かな?長尾監督もよくあんな曲を見つけて選んでくれたと思いますよ。これは小松の「タンゴ・ウィズ・ミー」でも聴けます。何気に営業。

この人はオスバルド・プグリエーセ楽団の幹部クラスのメンバーだったけど、プグリエーセ一派の人たちが、とかくマニアックな方向性に走りがち(ラバジェンさん然り)な中、彼はあくまでポピュラリティーと芸術性の共存を考えてたみたい。
そのせいか、プグリエーセ楽団はあまりプラサの曲はやってない。

僕が個人的に大好きなプラサ曲の演奏を押しつけがましく挙げとくとしますか。

まずはダンサリン…
1.アニバル・トロイロ(ピアソラの師匠)のオルケスタ
2.レオポルド・フェデリコ(バンドネオン) & ロベルト・グレラ(ギター)が中心になってる「クァルテート・サンテルモ」
3.前回もご紹介した「Color Tango」


彼が作曲したミロンガで一番有名なノクトゥルナ…
1.アニバル・トロイロのオルケスタ
2.ホセ・コランジェロの4人組(これはビクターから出たんで入手可能かも。VICP62183〜4)
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3.オスバルド・モンテス(バンドネオン) & シロ・ペレス(ギター)のデュオ。本当に素晴らしくて、今まで何度となく紹介したけど。ド
イツのレコード会社に頼むと入手可能かも、という噂も。(レコード番号 audite 95.418)
アルバム名は「El Tango-Mi Refugio」
ちょっと情報が曖昧で申し訳ないんだけど、タンゴのCDは発売されたかと思うとすぐに廃盤。おまけに海賊版は多い、ジャケ違いの同じ内容のCDも現れたり消えたり…だから下手にCD紹介出来ないんですよね。

この人が作った曲をたくさん聴きたいならアニバル・トロイロ楽団のCDを捜せば早いかな?彼自身が提供したアレンジでやってるし。
プラサ自身もリーダー作をやっと90年代半ばに一枚作ったけど、廃盤だし、ちょっと丁寧過ぎというか…本領発揮という感じじゃない。
プラサがピアノを担当した「セステート・タンゴ」(SextetoTango)」というグループの70年代までのレコードは、ときどきCD化されてるし、ネットオークションにもLPが出されてたり、神保町の古レコード屋さん(自由空間とか)でもみかけます。彼の曲が入ってる率が高いし、彼のじゃない、たとえばオスバルド・ルジェロの曲だとしてもアレンジはプラサだったりするから結構いいかも。

あとアティリオ・スタンポーネ(ビアニスト、未だ現役)のかなり昔のオルケスタもプラサのアレンジをいくつか採用してるみたい(エル・マルネっていう曲など)。バンドネオンはレオポルド・フェデリコさんとラバジェンさんが一緒に弾いてる(!)んだけど、プラサは演奏には不参加(CD番号はCOLUMBIA2-493830)。
この人もラバジェンさんと同様、自分がリーダーになって演奏活動をしたことはほとんど無かった。
主なプロフィールは、プレイヤーとしてはオスバルド・プグリエーセ楽団のサード・バンドネオン。アレンジャーとしてはアニバル・トロイロ楽団をはじめ、いろんなアーティストに膨大なアレンジを提供してた(彼個人はアニバル・トロイロの音楽性が一番好きだったらしい)という、言ってみれば「スタープレイヤーたちの裏方」に徹していた人だったわけなので、「これがプラサの本当にやりたかったことなんだ!」と言い切れるものを特定しづらいんですね。

逆にいえば、いろんなタンゴのCDを聴いてれば、いつの間にかフリアン・プラサの書いたサウンドを自然に耳に入れる機会も多いはずなんだけど… 「この演奏はプラサのペンによるアレンジだ」という情報がほとんどないからプラサさんも可哀相ですよね。

ちなみに僕は「ア・メディア・ルス(淡き光)」という有名曲をオルケスタでときどきやってたんですけど、、あのアレンジは40年くらい前にプラサが日本のレコード会社に頼まれて書いたらしいものなんです。

よく「いい演奏」とか「悪い演奏」とか、ひとつのコンサートやCDにいろんな評判が立つわけですけど、タンゴの場合は演奏の善し悪し以前に、アレンジの善し悪しが大きく作用します。
有名曲を1曲やるにしても、弾くのは易しくて、しかし演奏効果バツグンなアレンジもあれば、えらく弾きづらく、しかも効果が上がらない(つまんない)アレンジもある。
プラサくらいの人になると、それぞれのアーティストの個性や得手不得手に合わせて同じ曲の別バージョンのアレンジを何種類も書き分けることができる。
皆さんがたまたま聴いた曲を「今のは誰のアレンジかな?」みたいに思ってくれるとスポット・ライトと無縁だったアレンジャーたちも浮かばれるというもんでしょう。


また長過ぎたな。ていうかブログ好きかも。今後ともよろしくです。
2007-08-27 17:30 この記事だけ表示 |コメント 5 |トラックバック 0